あひるの町便り 〜カナダとサイク〜

あひるの町便り 〜カナダとサイク〜

カナダの大学で心理学を勉強している超内向的で人嫌いな日本人のブログです。留学についてだけでなく心理学のお話しなんかもつぶやいてます。あ、あとあひるが町にたくさんおります。

偏見ってそう簡単に無くなりませんよ

どうもです。

 

最近天気の安定しないあひるの町です。

 

そろそろ自分の通ってる大学について書こうかな〜とか思っているこの頃ですが、

今日も前回に続き真面目なお話です。

 

いかんせん自分自身に深く関連することに関して書くのは心の準備が必要なのでね...笑

 

 

今日は偏見についてです。

いくら移民国家のカナダにいるとはいえ、

なんとなく言葉にはされていない「偏見」とか「差別」に近いものを感じることはやっぱりありますよ...

 

昨日だってサッカーの試合で「てめぇ、押しただろ!!」ってFワードとともにキレられましたもん笑

(肩で当たりにいったからファールじゃなかったけどね)

 

 

さて、元ネタはハーバードビジネスレビューより。

Does Diversity Training Work the Way It's Supposed To??

って記事からです。 

 

 

フォーチュン500に入るような企業は従業員に対して人種性別に関する教育トレーニングを導入してるみたいで。

 

だけど「そのトレーニングって本当に効果あるの⁇」っていうことは意外と調べられてなかったようです。 

 

これは「Give & Take」で有名なアダムグラントさんや「グリット」のアンジェラダックワースさんなんかの共同研究になっております。豪華な感じがしますね笑

 

(元の記事もTwitterのグラントさんのツイートからです。)

 

f:id:psychcanada:20190718043340j:plain

これね〜

 

参加者はグローバル展開している大企業から約3000人。

 

それぞれ3つのグループに分けられました。

 

・ジェンダーに関するバイアスのトレーニングを受けるグループ

・バイアス全般に関するトレーニングを受けるグループ(ジェンダー、人種、性的嗜好等)

・何のトレーニングも受けないグループ(コントロール群)

 

トレーニングの効果を調べるために、

 

・トレーニング直後の「女性とマイノリティ」に対する態度

・20週間に渡って職場での行動がどう変わったのか(誰を助けようとするのか、誰を評価するのか等)

 

を測ったそうです。

 

結果をざっくりまとめますと

 

「態度に変化は見られた。けれど行動には変化は見られなかった。」

 

というなんとも悲しい結末です。

 

あらー、って感じですね。

 

まぁよくよく考えると人間なんてそこまで合理的ではないので,

そう簡単にバイアスを排除はできませんよね...

 

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余談ですがこの研究で使われたIAT(Implicit Association Test)なるものが面白いんですよね。

 

このテスト、人間が無意識に抱いている偏見を教えてくれるんです。

 

だから、

 

「私は偏見なんて持ってない!!」なんて豪語してしまう人や、

「偏見持ってるかどうかわかんない」なんて人も気付けるんですね。

 

 (ちなみに僕も試しましたが若干アメリカよりも日本に好意的だそうです。ちょっと意外でした笑)

 

implicit.harvard.edu

 

 

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記事内では企業向けに「もっとデータで評価しよう」とかアドバイスがありました。

 

けれど、日常生活においては「偏見持っていない人なんていないんだ」って感じで謙虚に許し、許されつつ過ごすくらいしか当分はできることはなさそうですね...汗

 

すっきりしない結論ですけどそういうときもあります笑

 

 

冒頭にも書いた通り、「なめられてるなぁー」って感じることはたまにあります。(まぁスポーツしてるしね)

それがアジア人ゆえか否か...

 

まぁひとついえるのはとりあえず筋トレは続けるってこと。

なんだかんだいってやっぱり「見た目が与える印象」も大事よねっていう結論です笑

 

それでは。

 


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