イントロサイクから見る『科学』、とフロイトの悲しい扱い...
どうもです。
今日は今学期の授業を紹介しようと思ったんですけど変更です。
今学期も先学期同様EABのTutorをしております。
科目は初級心理学1(イントロサイク1)と初級心理学2(イントロサイク2)。
2科目ですので単純計算で労力は去年の2倍...
いかにうまく(英語で)説明できるか、難しいところです...
さて、今日の内容は『科学』ってそもそもなんぞやってところとみんな大好き、フロイト先生についてです。
イントロサイクの教科書を久しぶりにパラパラ〜っと読んでたのと、
最近教授がよく言ってることに関して記事になるかなぁーと思い、今回のトピックにしました。
そもそも「科学」ってなんでしょうか...??
多分分野によって違う定義があるでしょうけど今日取り上げ得るのは
「Falsifiability(反証可能性)」です。
つまり、「ある説が間違っていると証明できるかどうか」ということ。
例えば、「人間の周りには目には見えない不思議な力が漂っている!!」
なんて説の反証は不可能です。
存在しないものの証明はできませんからね。
機械で測ろうとしても「機械ですらもはかれない!!」とかのたまわれちゃったらもうどうしようもないですからね笑
もう一つ例を出すと、
「この世に新種のカエルはもういない!!全部出尽くした!!」って主張は反証可。
どこかに新種のカエルがいるかもしれないから、それを探し出して目の前に突き出してあげればいい。
新種のカエルがいるいないに関わらず、主張自体は理論的に反証可。
逆に
「いや、未だに見つかっていないカエルはいる!!」ってのは反証不可。
(新種のカエルはいない、ということ)
前述の通り存在しないものの証明はできませんからね。
と、まぁこんな感じです。
さぁ、ここで登場、みんな大好き
ジークムントフロイトさんです。
フロイトさんは一般的に心理学のパイオニアとされている人でId, Ego, Superego (エス、自我、超自我)の提唱で有名ですね。
そして今回一番大事なこと。
それは彼が人間の「無意識」に重点を置いていたということ。
つまり言い換えると、計量不可であり、反証不可な無意識に重点を置いていたんですね。
「息子は父親を憎み、母親を愛す」
「娘は母親を憎み、父親を愛す」
という説も実はこのフロイト発。
確か人間の無意識からくる思想...だったようなそうでないような...(後述しますがフロイトなんか真面目に勉強しませんから笑)
じゃぁ仮にあなたにこれが当てはまるかどうかを直接フロイトさんに聞かれたとして「No」と答えたします。
そこでフロイトさんは「でも無意識ではそう感じてるんでしょ??今のNoはあなたの潜在意識によるものでしょ??」と言い返してきます。
そこであなたは「...」、言葉を失います。
何を言っても「無意識では違う」と言い返されてしまうから...
そう、つまりフロイトさんは現代科学においては心理学ではない。ひいては「科学」ですらないんですね。
こういった理由からパイオニアとしてフロイトさんはいろんな心理学の教科書に登場しますが授業ではほぼほぼすっ飛ばされています。笑
ある教授なんかは「なぜ未だにフロイトの理論が教科書に載ってるのか。まぁパイオニアだから削除はされないだろうけど、鬱陶しいよね〜笑」とまで言っていました。
まぁフロイトの話を真面目にされたときには「(フロイトの説は科学じゃないんだけどなぁ...)」という感じで軽く受け流しといてあげてください。
そんなこんなで今日はお堅い話でしたけど個人的には満足してます。
科学の一要素としての「Falsifiability (反証可能性)」。
疑似科学かどうか見極めるのには役立つ...かなぁ⁇笑
それでは。
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